堺市 ナチュラル動物病院 深井駅前 泉北一号線沿い 夜21時まで
 
   
 

 

外出について

ねこちゃん(特に男の子)は、お外へ遊びに行きたがります。
「おうちに閉じ込めておくのは、かわいそう」と、ついお外へ遊びに行かせてしまいますが、ほんとうにお外へ遊びに行かせることが、ねこちゃんにとって幸せなのでしょうか?

おうちの外には、危険が満ち溢れています。
その中には、単なる怪我ではすまない、命に関わることも多くあります。

・交通事故
・心無い人間による暴力
道路の真ん中で倒れているねこちゃんをご覧になったことはありませんか?
人の作った交通ルールなど、ねこちゃんは知る由もありません。
・けんかによる外傷など → ウイルス感染・細菌感染
けんかなどで感染するウイルス病
猫白血病ウイルス感染症(FeLV): ねこちゃん同士のグルーミングによって感染することが多いです。ワクチンがあります(しかし、100%予防できるわけではありません)。
猫後天性免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ: FIV): ねこちゃん同士のけんかで感染することが多いです。白血病と同じく、免疫力が低下することにより、他の病気に感染する可能性が高くなります。口内炎が起こり、口臭やよだれが目立つことがあります。
残念ながら、
ワクチンはありません。
猫伝染性腹膜炎(FIP): 発熱、食欲不振、貧血、黄疸が見られます。腹部や胸部に水が溜まることもあります。
この病気も、残念ながら
ワクチンがありません。
そのほか、混合ワクチンで予防できる病気も、お外に行くことで感染する可能性があります。ワクチンを接種していない子はもちろん、接種していても、ウイルスが蔓延している地域なら、病気に感染する可能性は十分あります。
・寄生虫感染
猫回虫などの腸内寄生虫や、ノミ・ダニのような外部寄生虫に感染します。
いずれも、人間にも感染する可能性のある病気ですし、特にノミは、さまざまな病気を運びます。これらについては、外出するしないに関わらず、定期的な予防的駆虫をお勧めします。
・妊娠


その他にも、首輪がどこかにひっかっかってしまって、動けなくなったりなど、予想もつかない事故が多々起こりえます。

男の子のねこちゃんは、自分の縄張りを持っています。あなたのねこちゃんが外出するということは、他のねこちゃんの縄張りに侵入していくということです。縄張りを守るねこちゃんにとっては、敵に他なりません。
お外へ行くと言うことは、(ねこちゃんだけでなく他の種類の動物も含めて)に狙われているというストレスを常に抱えていると言うことになります。
お外へ行きたいという本能はありますが、おうちに閉じ込めるストレスよりも、お外へ行っている時に感じているストレスの方が、よっぽど大きいということを覚えておいてください。

元気な猫ちゃんと、長く幸せに暮らすためにも、外出は、させないで、おうちの中で過ごさせてあげましょう。

なお、白血病やエイズなどのウイルスは、お母さんのお腹の中にいる時に感染してしまっていることがあります。
もし、ノラ猫さんなどを飼いはじめる時は、事前にこれらの病気を持っていないことを確認してください。
すでにおうちにねこちゃんがいる場合、その子に病気が感染する可能性があります。血液検査で簡単に判定できますので、健康診断と共に、ウイルスチェックも忘れずしてあげてください。

 

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