ノミ予防について
人が感染すると・・・
猫ひっかき病: 感染した猫に咬まれたり、引っ掻かれたりすることで、病原菌であるバルトネラ菌が体内に入り、発症します。
傷口周辺にできものができたり、発熱やリンパ節の腫脹などの症状がみられます。
ノミ刺咬症: ノミが吸血する際の痛みと、ノミの唾液による痒みがあります。
1pくらいの赤い斑点や丘疹ができ、爪で引っ掻くことにより、細菌の2次感染が起こります。
動物が感染すると・・・
猫はバルトネラ菌に感染しても、症状は認められません。
しかし、ノミに吸血された際の痛みや痒みで、体を掻きすぎて細菌の2次感染をひき起こすことがあります。
子猫や仔犬の場合、多数のノミに吸血されることにより、貧血を起こすこともあります。
また、ノミの唾液でノミアレルギー性皮膚炎になることもあります。
さらに、瓜実条虫(腸内寄生虫)を持っていることがあり、ノミを何かの拍子に口の中に入れてしまった場合、瓜実条虫に感染してしまいます(おしりから、米粒のような虫が出てくるのが特徴です)。
この瓜実条虫は、人間にも感染します(サナダ虫)。
どうやって感染するの?
お散歩に行ったとき、草むらに入っていったり、他の動物たちと触れ合ったりすることで、ノミをもらってきます。
また、人間の体についておうちに運ばれてくることもあるため、室内で飼育していても、注意が必要です。
ノミは、1日に10〜20個の卵を産みます。卵は、動物の体から落ちて室内に広がり、そこで幼虫→さなぎと成長します。動物が通りかかると、成虫になって、再び吸血を開始します。
ノミが見つからないからといって、ノミがいないとは限りません。被毛の下に生息しているため、めったに見つけることはできません。
どうやって予防するの?
月に1度の予防的駆虫をお勧めします。
ノミのお薬には、成虫を駆除するタイプと、卵が孵らないようにするタイプの2種類があります。
背中に垂らすタイプのお薬で、上記の両方の効果があるものもあります。
また、わんちゃんには、フィラリアのお薬の中に、ノミの卵が孵らなくする薬が入っているものもあります。
動物たちの生活環境などに応じて、適当なお薬を選択しましょう。
なお、ペットショップさんなどで、背中に垂らすタイプのノミのお薬を多数見かけますが、病院でお出しする同じタイプのお薬とは、中身が全く異なり、ノミを駆除する力も、体への広がり方も、持続時間も、比べ物になりません。
また、ノミ取りシャンプーなども売られているようですが、動物の体に害を及ぼすようなものもあるようです。
安全で効果的なお薬を選択してあげてください。
ノミは、快適なおうちの中で、繁殖します。
快適な室内では、1年中増え続けますので、ノミの予防も1年中続けてあげてください。

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